鳶職人は、足場作りや鉄骨の組み立て、工場機械や鉄道機械の設置・解体などを行います。作業現場はマンションやビル、橋などがあり、クレーンを使うような高所での作業も多く、なくてはならない存在です。現場で作業する鳶職の安全を確保し、効率よく作業できる環境を作っているのが足場です。紀元前から現代に至るまで、足場は様々な建設現場で欠かせないものでした。

こちらでは、鳶職を支える足場の歴史をご紹介します。親綱や中古足場、クランプなどの鳶職で必要となる仮設材をお探しなら、梵天屋をご利用ください。

足場の起源は明確にはわかっていませんが、その歴史は古く、エジプトのピラミッドや中国の万里の長城で足場が使用されたと伝えられています。使用される素材や組み立て方は国によって異なり、石や泥のレンガを積み上げた簡単なものから、竹で組んだ足場まで様々でした。

日本の足場の歴史は奈良時代までさかのぼります。遺構から足場穴の跡が見つかり、その痕跡から、足場の組み立て方には複数のパターンがあることがわかっています。平安時代には、足場を組んで高いところに登る「麻柱（あなない）」という言葉が使われており、竹取物語の中にもこの言葉が登場しました。

鎌倉時代の松崎天神縁起絵巻には、建築現場で木材を使用した当時の足場が描かれています。江戸時代には本格的な丸太の足場が組まれるようになり、お城の建築などでも、現代の足場に近いものを使用して工事を行っていたようです。

1900年以降、欧米では木材に代わり鋼製の足場が主流となっていきました。しかし、森林資源に恵まれた日本では、木材が入手しやすいことから建築材料として重宝され、昭和初期頃までは丸太木材が足場として広く用いられていました。

昭和20年代後半、森林資源保護の観点から｢資源利用合理化推進運動｣が唱えられるようになり、特に木材を多く消費する仮設設備が問題視されます。そこで大手の建設業者では、鋼管足場の開発についての研究会を発足。その後、単管足場に用いるクランプが開発され、1954年には、東京産業会館の建築工事で単管足場が日本で初めて用いられました。

それから国内でも鋼製足場が製造されるようになり、徐々に丸太足場から鋼製足場へと移行していきました。最新の技術を取り入れながら、足場は日々進歩し続けています。

梵天屋では中古足場や親綱など、鳶職に必要な選りすぐりの商品を販売しています。会員登録をしていただくと割引価格でご購入いただけますので、ぜひご利用ください。

鳶職の仕事をするならば、現場に適した作業着や靴、手袋の他に腰道具などは鳶職にとって必需品ですが、ここ20年来の風潮では材工一式請負での鳶工事受注がスタンダードとなっています。この場合、元請け様に仮設材を用意していただくのではなく、鳶職側で用意することになります。

その場合、安全面を考慮した上で、何度も使えるように、すぐに錆びたり、曲がったり、損傷したりしない丈夫な仮設材を選ぶことにより、作業効率アップやランニングコストを下げることにつながります。

鳶職で活躍する仮設材を購入する際は、梵天屋をご利用ください。ラチェットやハンマー、万力などの一般工具をはじめ、親綱やクランプ、中古足場まで幅広い商品を取り揃えています。

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